11/29〜12/2、20回目の活動となりました。

珠洲はずっと冷たい雨が降り続いています。そんな中でも雪に備え、夜間に道路工事は急ピッチに行われており、本当に工事関係者に頭が下がります。

また、遅々たる歩みですが、解体作業も進んできています。ですが更地が拡がり寂しさも募ります。。

そんな中、今回もご厚意で拠点とさせていただいている三崎公民館に泊まらせていただき、調理室で子ども食堂やプレーパークのごはんを作り、和室や柔道場をお借りして、子どもたちと食べて遊んでと過ごすことができました。

子ども食堂は、珠洲のボランティアに5回も来てくれた方が神戸出身で、以前にたこ焼きをした時に、兵庫には明石焼きという食べ物があるという話しをされ、珠洲の方々は食べたことがない方がほとんどで、食べてみたい!とリクエストがあり、今回、自宅ではなかなか作れない明石焼きをみなで作って食べました。

参加してくださったお母さん方はもちろん、子どもたちもたこ焼きの方が好きかな?と思っていましたが、おいしいとみなでワイワイ一緒に楽しく食べることができました。

翌日のプレーパークの日もあいにくの雨。外遊びはできず、三崎公民館に朝から子どもたちは来てくれて日が暮れるまで汗だくで遊んでいました。

ごはんは、珠洲の方にジャスミンライスをいただいたので、タイ料理、ガパオライスにヤムウンセンとスープにしました。

これも子どもたちは苦手かなとエビと卵の焼きめしも作りましたが、ガパオライスが人気でした。

外食をするところがほとんどない珠洲。普段食べることがない色んな国の食べ物も作って食べてもらっていますが、いつも子どもたちやお母さん方も喜んで食べてくださるので、うれしく思っています。

様々な意見もあるでしょうが、もうすぐ震災から1年が経ちます。人が特に若い人たちが極端に少なくなり支援は必要。でも「もう物はいらない」といった声もいくつも聞くようになりました。

ぜいたくかもしれない、でも、、

「炊き出しも同じようなものばかりで飽きている」

「物資も添加物などたくさん入ったレトルト食品を子どもに食べさせ続けたくない」といった声も聞こえてきます。

自分だったら?自分の子にだったらどうか?と考えると当然のことだと思います。

これは被災地だけの問題ではなく、経済的に困っている全国の家庭、子どもたちに行なわれている支援も同じ問題を抱えていると考えています。

さらにそれだけでなく、この国の問題が寄せ集めに加速をつけてなっているような状況もあります。

来年1年も珠洲に通わせてもらうことになりました。走りながら学び、考え続けたいと思います。

次回は珠洲市三崎地区でのクリスマス会です。またご報告いたします。