4/4〜7、関わる高校生や若者と大阪から向かい、珠洲市の拠点としてお借りしている三崎公民館で活動しました。

桜も咲き始め、風も強く寒かった珠洲にも春が来ていました。水がまだ出ない地域もありますが、、希望する方への仮設住宅の建設は完了、解体作業もがれきの撤去も進み出し、ようやく1年以上が経ち、最低限の復旧は終了したと言われています。

ですが人口は減り、解体あとは空き地が拡がり、子どもたちも学校に新入生がいないことや、新年度に合わせ、友達が転校したり、引越したと寂しそうにしていたりしました。。

そんな珠洲ですが、活動に参加してくれた子たちは元気いっぱい。仮設住宅が至る所に建ち、外遊びをする場所がないため、うれしそうに公民館の講堂で走り回ったり、ボール遊びをしたり、疲れたらボードゲームや折り紙、塗り絵をしたり、思い思いに過ごしてくれました。

今回調理には、珠洲の高校生も来てくれ、私たちの関わる高校生や若者と一緒に協力してくれました。

私たちの関わる子たちが珠洲に来たり、珠洲の子も関西に来てもらったり交流もしています。

初めて珠洲に大阪から来た子がいましたが、色々辛い経験やしんどい状況にあり、境遇を恨んだりとしていました。ですが、珠洲の子たち、特に珠洲の同級生の高校生が不平不満を言わず、ボランティアに来たり、自分よりも色んなことができ、がんばる姿に感化され、「自分も変わろうと思う」とスタッフに伝えてくれました。そこから本当に見てわかるほど、珠洲の方や子どもたちと遊んだり、周りの人たちとコミュニケーションを取るようになり、テキパキと動いたりと変化があり、また珠洲にも行きたいと帰ってからも伝えてくれました。

生きるとは?豊かさとは何なのか?を考えさせられたり、不便な中での支え合いや助け合いの豊かさを目の当たりにし、スタッフやおとなも学ぶ機会となっています。

これからは残った人たちと自分たちでできることをしようと、米づくりをするプロジェクトを始めることになりました。今回、珠洲で耕作放棄地の田んぼを貸していただけることになり、サポートくださる関西よつば会の方や南丹市で自然農で長年米づくりをする農家の方、珠洲の方々と田んぼの視察もできました。GW後ぐらいに田植えの予定です。

子どもたちや保護者の方、地域の方々と共にお米、希望をつくっていきたいと思います。CPAOも学び、支部の和歌山県橋本市でも米を作れるようになりたいと考えています。

またご報告いたします。