最近、相談の件数が増えていることは何度かお伝えしていますが、本当に対応が追いつかない状況です。
さらにコロナ禍以降、対面でお話できる方が減り、メールでのやりとりが中心になっています。その結果、お困りごとの全体像をつかむまでに何度もやりとりを重ねる必要があり、現場の負担も大きくなっています。
最も多いご相談は「食糧支援をしてほしい」という声です。
けれど、一度食べものをお送りすれば何とかなるという方は、ほとんどおられません。
私たちは、顔の見える関係のなかで、様々な活動でも関わっている親子に対して、月に一度の食糧サポートを行っています。
これは単なる物資の支援ではなく、「子育ちサポート」の一環として、心ある方々から寄せられた、安心でおいしい食べものを通じて、親子の暮らしに小さな励ましを届けたいという想いで続けているものです。
食糧支援のご相談を受けたときは、「どうして食べ物に困っているのか」をお聞きすることで、他にもサポートできることがないか、一緒に考えていきたいと思っています。
「色々話すのは嫌だ」「プライドがある」というお気持ち、よくわかります。
それでも、子どもがお腹をすかせ、成長や発達に影響が出てしまうような状況は、一緒に乗り越えていきたい。
相談してくださる方には、私たちを“ともに子どもを育てる仲間”として、お話を聞かせていただければと願っています。
私たちは小さな団体です。これまで全国から届くSOSに応えてきましたが、相談の急増を受けて、「ものを配るだけでは解決しない」ことを改めて痛感しています。
今後は、拠点のある大阪市を中心に、実際にお会いしてお話できる親子を大切にしながら、他の活動や居場所にもつながってもらえるように支援を続けていきたいと考えています。
現場では日々、命に関わるような自殺未遂や性被害への緊急対応、様々な事情を抱える子どもたちのケース会議、シェアハウス内でのトラブル対応などにも追われています。
社会の状況はますます厳しくなっていますが、それでも「生きていてよかった」と思える瞬間を、一つでも多く子どもに届けたいと思っています。
活動13年目。制度の枠外で続けてきたこの取り組みが、今も続けられているのは、多くの心ある方々からの民間の支えがあってこそです。
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■ご支援のお願い
子どもたちの「生きててよかった」を、ひとつでも多くつくるために。
物を届けるだけではなく、関係を築き、ともに生きる支援をこれからも続けていくために。
どうか、お力を貸してください。
私たちの活動は、みなさまからのご寄付によって支えられています。
一口1,000円からの継続寄付や、単発のご寄付、企業としてのご協賛も歓迎しています。
ぜひ、子どもと親をまるごと支える輪に加わってください。
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*写真はシェアハウスにいる子たちと作ったものです。食べたい物を聞いて、一緒に買い物に行ったり、作って食べたり、自立に向けたサポートもしています。みな自炊だとカップラーメンばかりです。。




