先週も関わっていた若者の命がなくなりました。

別の子は、薬を飲んで救急搬送されました。

前の日まで連絡を取っていた子です。

「もう大丈夫」と笑っていたのに、次の日にはいませんでした。

OD(クスリの大量服薬)が若者に拡がり過ぎています。。

現場では、言えないことがたくさんあります。

事情も出せないことばかりです。

誤解を避けるため。

残された家族や周りを守るため。

でも、黙って彼らに向き合っていますが、現実はなくなりません。

食べるものがない家庭、

進路をあきらめる若者、

頼れる人がいない子ども、若者、親。

目の前のSOSを受け止めながら、日々動いています。

それでも、足りないことだらけで追いつきません。

こうした現実を、社会に届けたいと思いながらいつもためらいがあります。

誰かをまた傷つけるかもしれないから。ですが現場だけで抱えきれないことを、一緒に考えてくれる人や仕組みが必要なので伝えさせてください。

私たちは、「まずはごはん」から始めています。

ごはんを囲む時間が、人をつなぎ、

小さな変化を生むことがあるからです。

この現実を社会に伝え、少しずつでも変えていきたい。

心ある人とつながりながら、地道に活動を続けていきます。

※写真は今回の子も泊まっていたCPAOの支部、和歌山県橋本市の拠点から見える風景です。「空気が良くて落ち着く、また行きたい」と言ってくれていました。これから紅葉の時期となります。