多くのSOSやサポート依頼に対応していたため、報告が遅れましたが、7月4日〜7日まで、CPAOの若者とボランティアの方々と一緒に珠洲市で活動を行ってきました。

◆ ちびっこずもう大会と地域の力

7月6日には、昨年も参加させていただいた**「ちびっこずもう大会」が開催されました。相撲が盛んな地域で、かつてはどの学校にも土俵があったとのこと。今年も、保護者の方々が前日から校庭に手作りの特設土俵**を設営されていました。

とくにお母さん方は、平日も仕事をしながら、土日もお忙しく、

• 早朝から地域の浜でゴミ拾い

• そのまま学校で土俵づくり

・すもうの応援

• 子どもの習い事の送迎

• 買い物

• そしてCPAOの活動に参加

…と、息つくひまなく、めまぐるしい一日を送っておられました。

◆ 地域の不便さと、つながりの豊かさ

人が減ると、店やサービスがなくなり、生活はどんどん不便になります。

・買い物するのにも金沢まで出る必要がある

・子どもに何かをさせようと思うと、必ず保護者の送迎と付き添いが必要

そんな中でも、地域の方々は子どもたちのために力を尽くしています。

そこで今回は、CPAOの地元、大阪生野区・コリアンタウンや市場で仕入れた冷たい韓国冷麺やナムル、ジョン(チヂミ)、キムチを暑い中、がんばった子どもたち、朝から忙しくされていた保護者の方々にも作り、食べていただきました。初めて食べる方も多かったですが、「おいしい!」と喜んでくださいました。

◆ 村みんなで子どもを育てる

翌日のすもう大会では、全校30人ほどの子どもたちが一生懸命に取り組み、その何倍ものおとなが見守る光景が広がっていました。

「1人の子どもに、5人も6人もおとなの手がある」

あるお母さんの言葉に、CPAOが掲げる『子育ちの社会化』の姿があると実感します。

午後は、公民館でプレーパークを実施。

・子どもたちは「着替えてすぐ来たよー!」と元気に参加

・ランチは具材を選んでのオープンサンドづくり

・暑さをしのぐプール遊びや水鉄砲で走り回ってかけあい

・お母さんたちは室内でお茶会をしてひと時ゆっくり

みんなの笑顔があふれていました。

◆ 米づくりも進行中

お母さん方からの提案で始まった耕作放棄地を活用した米づくりも何とかみなさんがんばってくださり順調です。田植えを終え、草刈りに追われますが、苗はすくすく育っています。

◆ 次は夏休み!

次回は関西の子どもたちも連れて珠洲へ向かう予定です。

また現地での様子をご報告させていただきます。

*この活動は、2024年4月から、

赤い羽根共同基金、災害ボランティア・NPO活動サポート募金の助成金で行っています。