2024年8月20日〜23日、昨年から交流を続ける石川県珠洲市の親子や高校生、大阪で関わる子ども・若者、シングルマザーの方々など約20名が集まり、CPAOの支部である和歌山県橋本市で合宿を行いました。

1日目:長旅の末に再会
珠洲市のみなさんは朝8時に出発し、到着は夕方4時。小学1年生もいて体調が心配でしたが、電車で来ていただき、珠洲市〜金沢、大阪駅〜橋本市までは、チャーターバスを利用できたことで、思ったより元気な姿を見せてくれました。長旅を経ての再会に、スタッフ一同もホッとしました。

2日目:関西万博と海遊館
事前にすでに行った子たちから、「暑くてしんどかった」「もう行きたくない」という声も聞いていたため不安もありましたが、当日は工夫して楽しむことができました。
• 予約のハンガリー館や大屋根リングを見学
• ランチは予約していたたこ焼きセットを堪能
• 小学生グループは午後から海遊館へ移動
大きな水族館に、珠洲の子どもたちも大喜び。高校生や若者たちは万博を回ったり、カラオケで交流を深めたり、世代を超えて仲を深める時間となりました。

3日目:橋本市の里山あそび
CPAOが10年にわたり活動を続けてきた里山で、橋本市の地元の方々のご協力を得て、珠洲市の親子とも一緒に過ごすことができました。
• 竹から切り出す流しそうめん
• 棚田で川遊びを楽しみ、魚やカニとり
• 焚き火でマシュマロを焼いて食べる
自然の中での体験を通じて、子どもおとなも一体となり、思い切り遊ぶ一日になりました。

4日目:お別れ
朝食後に解散。珠洲市のみなさんは再び長旅に出発されました。遠方から参加してくださり、一緒に過ごせた時間に感謝の気持ちでいっぱいです。

参加した子どもたちについて
今回の合宿は、小中学生が学校行事で万博に参加済みだったため、主に高校生以上の子ども・若者を中心に参加してもらいました。
• 遠足や修学旅行に行ったことがない子
• 初めて「よそで泊まる」体験をする子
・家出を繰り返したり繁華街で過ごしたりする子たちや若者
などさまざまな背景を持つ子たちでしたが、年齢差を越えて楽しんでもらえた様子でした。

さいごに
今年の夏休みも猛暑の中、子どもや若者にさまざまなことが起こり大変でしたが、珠洲市の親子にもお越しいただき、夏の良い思い出をつくることができました。
この合宿は、CPAOの大阪の拠点、大阪市生野区にある東南ロータリークラブ様の40周年記念事業としてご支援いただき実現しました。心より感謝申し上げます。