「あ〜おなかすいた!」

試験勉強の中学生と、横でブロック遊びをする小学生。

そのあいだをぬって、キッチンからのいい匂いが広がります。

ごはんは、珠洲市の農家さんと年間契約でお分けいただいている「つながり米」。

玄米のまま持ち帰り、使う分だけ精米した新米です。

珠洲の方、橋本市の方、自分たちで育てた野菜や果物も並び、

食卓にはいろんな“つながり”が重なります。

ごはんができると、

テーブルを拭く子、お茶碗を並べる子、おかずを運ぶ子。

「手伝い」ではなく、みんなで場をつくるような夕方です。

食卓では、

「今日こんなことあってん」

「部活でさ…」

「昨日な、めっちゃ面白いことあってん」

「実は子どもが学校で…」

楽しかったことも、心配ごとも自然にこぼれます。

物価高や格差の広がりで食事が不安定になりやすい中でも、来れない子たちにも思いをはせながら、

珠洲市・橋本市・地域のみなさんの思いが重なって、

子どもたちと「いっしょにごはんを囲む」夕方を続けられています。

いつも食卓には、たくさんのつながりがあります。

応援、サポートくださるみなさまに感謝いたします。