2026年6〜8月 夏の相談・サポート現場レポートを公開しました
給食がなくなり、学校との接点が弱まる夏休み。
学校は休みになっても、子どもの暮らしや困りごとは止まりません。
シーパオでは、2026年6月から8月までの相談・サポート記録を整理し、「夏の相談・サポート現場レポート」にまとめました。
この3か月間の相談・サポートは、延べ448件。
これは448人という意味ではありません。
1日の対応を1件として集計した、延べ日次対応の記録です。
そのうち182件が、安全確認や継続的な確認・連携などを行った重点対応でした。
一つの問題だけでは、捉えられない
記録から見えてきたのは、複数の困りごとや生活上の条件が重なっている、子どもや家庭の状況です。
たとえば、
家庭内の暴力 × 在宅時間の増加 × 頼れる大人の不在
一つひとつを別々の問題として見るだけでは、子どもが置かれている状況の全体は見えません。
危険は、一つの問題ではなく、暮らしの条件の重なりとして現れます。
そして、制度や支援があっても、必要な人がそこへたどり着けるとは限りません。
「知らない」 「たどり着けない」 「助けを求めにくい」
支援につながるまでには、いくつもの「壁」があります。
今回のレポートでは、相談・サポートの記録から見えてきた状況、支援につながるまでにある「壁」、そして現場から考える3つの提案をまとめました。
2026年夏の相談・サポート現場レポート

現場から、3つの提案
夏の相談・サポートの記録をもとに、社会に必要だと考える3つのことを提案しています。
01 長期休暇の生活保障をつくる
02 子ども本人が支援へ進める入口をつくる
03 相談を受け止める人と時間に予算をつける
夏休みは、子どもを支える仕組みの空白を大きくします。
食事、安全、相談を、家庭だけに戻してはいけません。
子どもの育ちを、家庭の中だけに閉じ込めないために。
子どもを、親だけに育てさせない。
そのために私たちは、現場で起きていることを記録し、伝え、必要な支援や仕組みにつなげていきます。

この活動を続けるために
シーパオでは、子どもや家庭から届く「助けて」を受け止め、食や居場所、相談、同行、必要な制度や支援への接続などを行っています。
相談を受けるだけではなく、必要に応じて安全を確認し、一緒に動き、支援につながったあとも関わりを続けます。
こうした活動を継続していくために、ご寄付で支えていただけます。


