子どものことで相談を受けていると、ずっと母親と話していることがあります。

学校に行けなくなった。病院に連れて行かないといけない。学校から電話がかかってくる。仕事も休めない。

一つずつ話を聞いているうちに、ふと思うことがあります。

父親は、どうしているんだろう。

何かがうまくいかなくなると、

「お母さんは?」

と聞かれる。

その一方で、もう一人の親が何を担っているのか、あるいは担っていないのかは、あまり問われないことがあります。

「父親の育児参加」という言葉もあります。

参加するなら、もともとの担当者は誰なんだろう。

母親が最初から担う人とされているからこそ、父親は「参加する人」になる。

相談・サポートの現場で出会ってきた親子やシングルファーザーたちの言葉から、父親の「不在」がなぜ見えにくいのか、そして子どもの暮らしを誰が担うのかについて考えました。

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「父親の不在は、なぜ見えにくいのか」

父親の不在は、なぜ見えにくいのか|un(あん)

現場より──子どもと社会のはざまで 子どものことで相談を受けていると、ずっと母親と話していることがあります。 学校に行けなくなった。朝、起きられない。病院にも連…