つらい思いをしてきた親子や若者たちと、支部がある和歌山県橋本市の春の里山で、思い思いに時間を過ごしました。

「お布団がふかふかで、静かで、ゆっくり寝られた」と、親子は昼まで、若者は夕方まで眠っていました。

それまで、どれほど緊張した毎日を過ごしてきたのかと思います。

いつも布団を干したり、リネン類を洗って畳んだり、気持ちよく休めるよう整えてくださる若者やシングルマザー、ボランティアのみなさんにも感謝しています。

空気は澄み、鳥の声が聞こえ、草花がたくさん咲いていました。

花を摘みながら散歩をしたり、買い出しに行ったり、一緒にごはんを作って食べたり。

そんな時間を、春の里山でゆっくり過ごしました。

地域で自然農をされている農家さんが、シーパオのクラフトチョコレートを野菜と一緒に販売してくださっています。

チョコを持っていくと、摘みたてのよもぎで作ったお餅や、八朔、お米をくださったり、「お茶していって」と声をかけていただいたりしました。

今回は時間が合わず、お茶まではできませんでしたが、こうしたやりとりもこの場所の豊かさの一つだと感じます。

ですが、こうした時間は、勝手に生まれるものではないと思います。

安心して眠れること。

一緒に食べる人がいること。

少し疲れをゆるめられること。

地域の人と、ゆるやかにつながれること。

そうしたものが重なって、ようやく人は少しずつ回復していけるのだと感じます。

この里山の場を持ってから10年が経ちました。続けられるのは、地域のみなさんや、日頃から支えてくださるみなさんのおかげです。

心から感謝しています。

本当にありがとうございます。