相談できても、支援につながるとは限らない
先週も、子どもや若者、シングルマザーから、さまざまな相談が届いています。
何日も食べていないという若者。家にいられなくなった子ども。オンライン相談では、10代前半の子どもたちから、セクストーション(性的な画像などを使った脅迫)の被害についての相談も続いています。
涼しくなってきて、進路や進学についての相談も増えてきました。
相談を受けていると、困ったときに身近な大人を頼れず、一人で抱えている子どもたちがいることが気になります。
そして、ようやく相談できても、その先の支援につながるとは限りません。
シーパオは小さな団体です。できることにも限りがあります。
お泊まりやシェルターを希望されても、受け入れをお断りせざるを得ないことがあります。ほかにつなげられる先もほとんどない中、役所に同行したり、何とか住まいを確保できないかと動いています。
また、メールやSNSではやり取りができても、電話や対面で話すことが難しく、来所につながらない方もいます。
相談を受けた後、どうつながり続け、必要なサポートを届けていくか。悩むことも少なくありません。
食料を届け、顔を合わせ、つながり続ける
すぐに解決できないことも多い中、食料を届けたり、顔を合わせたりしながら、関係を続けている方々もいます。
シーパオでは、毎月100名ほどの方に食料を提供しています。そのほとんどはフードパントリーを通じたもので、ほかに緊急の食料支援も不定期に行っています。
フードパントリーでは、原則として直接お会いして食料を手渡しています。顔を合わせて近況を聞いたり、困っていることを相談してもらったりしています。
今週もフードパントリーと相談会を行いました。当日は橋本のナスを作ったハヤシライス風のランチも用意しました。
食料支援を利用されたシングルマザーの方々からは、こんな声が届いています。
「本格的な値上げの中、大変助かっています」
「いつも心のこもった食材とお手紙に励まされています」
体調が悪く、買い物や調理が難しいときには、すぐに食べられるおかずが助かるという声もありました。食料を必要とする事情も、一人ひとり違います。

珠洲と橋本から続くつながり
今週は、珠洲市から、子どもたちと一緒に育てたお米も届きました。大阪の子どもたちにも食べてもらいたいと送っていただいたものです。
珠洲で一緒に米づくりをしてきたパピー農園の堀さんには、日頃からお米をご寄付いただいています。今週はお礼を伝えるため、南丹市まで伺いました。珠洲での定期的な活動は終わりましたが、こうしたつながりは続いています。
また、橋本で長年シーパオの活動を支えてくださっている方から、今回もきゅうりやナスをたくさんいただきました。

橋本で長年関わる若者が農家になり、たくさん提供してくれ、感謝

安心して過ごせる場所と、仕事づくり
シーパオでは、相談や食料支援だけでなく、子どもたちが安心して過ごせる場所や、若者やシングルマザーたちが仕事に関われる機会もつくっています。
今週もしゅくだいカフェ、ごはん会、お泊まり会を続けました。海外にルーツのある新しいスタッフと、新たなアウトリーチも始めています。
仕事づくりを行うCPAO WORKSでは、橋本の畑でハーブの収穫や土づくりを進めています。関西よつ葉連絡会さんの50周年記念品に選んでいただいたチョコレートのパッケージ作業や、新しい焙煎機でのコーヒーの試作も続けています。
カフェでは、珠洲市でいただいた栗を使ったケーキが好評でした。ボランティアを希望されるご夫妻も来てくださいました。


フードパントリー・相談会に来られた親子や、ボランティアミーティング参加者とのランチ
十分に応えられないこともあります。どうすれば必要なサポートを続けられるのか、悩みながらの毎日です。
いつも活動を支えてくださっているみなさま、ありがとうございます。

