今回、私たちが関わる若者たちは、これまで名前を聞いたことがあるくらいだった国々にルーツを持つ、さまざまな背景の10数名の仲間とともに過ごしています。

日本から参加しているのは、CPAOが小さい頃から一緒に過ごしてきた若者たちです。ドイツ側も、難民キャンプなどで幼い頃に出会い、その後も関わり続けてきた若者たちです。ひとり親家庭で育った若者も少なくありません。

育った国も、話す言葉も、歩んできた道も違います。

少しシャイな日本の若者たちも勇気を出して、自分たちにできる方法で、できるだけコミュニケーションを取ろうとしています。

英語や身振り手振り、表情、ときには翻訳アプリも使いながら、一緒に食べ、遊び、街を歩くうちに、少しずつ笑顔や会話が増えてきました。言葉が十分に通じなくても、それぞれのペースで交流を楽しんでいます。

一方で、今回ここに来られなかった若者もいます。

CPAOにも、ビザを取得できず参加できなかった若者がいます。そしてドイツ側にも、在留資格などの事情によって参加することが難しい若者がいます。

自由に移動したり、異なる世界に触れる機会は、誰にでも等しく開かれているわけではありません。

だからこそ、今回ここに集まることができた若者たちが出会い、ともに過ごす時間を大切にしたいと思っています。そして、この交流を一度きりの経験で終わらせず、今回参加できなかった若者たちにも、どのようにつないでいけるのかを考えていきたいと思います。

ハンブルクでの日程を終え、現在はベルリンへ移動しています。交流も残すところ、あと数日となりました。

疲れも出てくる頃ですが、体調に気をつけながら、残された一日一日をみんなで元気に過ごしたいと思います。

この機会をつくるために長い時間をかけて準備し、若者たちを温かく迎えてくださっているKijugaをはじめとするドイツのみなさま、そして日本から応援してくださっているみなさまに、心より感謝いたします。

帰国後には、若者たち自身が感じたことや言葉も含めて、改めてご報告します。